M210×XTについて
M210を導入したのは、サーマルカメラ「ZenmuseXT」を有効に活用するためです。
デュアルカメラシステムにより、熱画像と可視光画像を同時に取得が出来るのは非常に重要な機能であると感じています。
現状、M210を飛行させるためのアプリ「DJI Pilot」が適切に機能してくれないので、工夫しながら運用しています。
※2017年12月12日現在
以下現状の使用感など。

M210+X4S+XT
・カメラを2台同時に搭載しますが、画角を合わせる必要があります。
X5Sの25mmとXTの19mmがほぼ同じ画角のようです。
14mm~42mmのズームレンズも便利です。
X4Sのほうが軽いので、飛行時間が気になるようであればこちらもおすすめ。

CrystalSky
・「DJI Pilot」とあるところをタッチして使用します。
・上記画像の赤丸がFunctionボタンですが、ScreenShotを割り当てると非常に便利です。
XTは特にモニタリングしている画面に色々な情報がありますので、その情報を取得するためにはScreenShotが有効です。

DJI Pilot
・赤丸の個所をタッチして有効にすると二つのカメラが同期し、チルトやパンが同時に動きます。
かなり感動的でした。デュアルカメラシステムすごい機能です。
・XTの機能ですが、青丸のFFCはXTのキャリブレーションを行うものです。自動で定期的に行うことも可能ですが、任意でも頻繁に行う必要があると感じています。

XT_Isotherm
・温度域設定も重要です。
感知したい対象の温度を先に知っておくと調整しやすいです。

M210+XT
可視光画像と熱画像が同時に見ることができ、操作できるのには感動しました。
業務面でも非常に効率が上がります。同時に撮影出来ることがここまで有効なのは想像以上でした。
ただ、現状「DJI Pilot」がまだ未完成な感じが否めないです。
- XTのメディアのフォーマットがうまくいかない場合がある
- 可視光カメラの保存形式セッティングがうまくいかない場合がある
- サーマルカメラが映らない場合がある
- サーマルカメラのチルトがカクカク
- カメラのアップデートがDJI Pilotで出来ず、Inspire2を使用する必要がある
- 撮影した画像や映像を閲覧しようとすると強制終了
などその他いろいろありますが、工夫をすれば良いデータを取ることが出来ています。改良のアップデートが待ち遠しいです。
※2017年12月12日現在