マルチコプターを改良しました

前からやりたかったマルチコプターの改良が出来ました。

1.モーターのパワーアップ

こうすることで「Canon EOS-5DmkⅢ」等、「フルサイズ一眼デジタルカメラ」搭載も可能になりました。

2.本体部とカメラジンバル部のクイックリリース

CinestarジンバルやZ-15など、その場で簡単に換装出来、予備機との連携がより自由になりました。

3.ダンパーの交換

クイックリリース方式にするため、構造を変えました。防振効果がとても良い感じです。

4.Z-15の基盤の交換

Z-15ジンバルの細かい話になりますが、以前出来なかった「録画のON・OFF」を無線で出来るようになりました。こうすることで、上空で「録画OFF」して、「シャッターを切る」ことが出来ます。

こんな改良をしている時間が一番楽しいです。

あと、Z-15ジンバルに関しては、スキッドを「跳ね上げ式」にします。

マルチコプターによるスチール撮影

マルチコプターによるスチール撮影

トラディショナルヘリコプターと同等の撮影はできます。ただそれ以上のものではありませんでしたので、スチール撮影に関しては、高度変化に強く実績のあるトラディショナルヘリをメインに使用していきます。

映像撮影に関しては、マルチコプターに今のところ利点が多いのでマルチコプターを使用していきます。

マルチコプター「完全自動航行」のテストをしました

先日から調整を続けていたwaypointシステム(完全自動航行)のテスト飛行をしました。

PC専用ソフトの地図上で、指定したポイントへ正確に移動し、カメラのシャッターを切ります。

50か所までポイントをプログラム可能です。

カメラは「SONY NEX-7」を搭載し、18分間飛行可能でした。

今までは自分の視界以上の距離を飛行することが出来ませんでした。

このシステムを使用すれば、いままで出来なかったことが出来るようになります。

ヘリコプターメンテナンスをしています

今年の夏は、一段と暑い気がします。

猛暑の上、しばらく強風が続くという過酷な空撮環境でがんばってくれている機体のメンテナンスをしています。

配線をまとめなおしたり、隙間の汚れを落としながら、細部のチェックです。

結構楽しい時間です。

しかも、ちょっとした改良も加えました。

フライトコントローラーSYNAPSEのファームウエアアップデート

Freelfly ALTAに使用されているオリジナルフライトコントローラーSYNAPSEのファームウエアの新バージョンがリリースされましたので、アップデートしました。

細かな部分の改良もたくさんありますが、特に以下の2点が実感できる大きな改良に感じました。

・「ハイトホールドモード」と「ポジションホールドモード」の性能が向上したようです。飛行テストをしましたが、スピーディーな垂直降下時の揺れが明らかに少なくなっていました。とても良い感じです。

・着陸後にiPadのアプリ上でフライトログを見れます。機体のセンサーの情報やモーターそれぞれの情報を飛行後そのまま確認できるのは画期的だと思います。飛行したイメージとログがリンクしやすくなりそうです。

はじめての作業船の仕事

11月初旬、沖縄県竹富町にて「作業船による水道管敷設作業」に同行して写真や動画を撮影しました。

空撮画像の掲載許可を頂いたので、アップします。

竹富町は、八重山諸島のいくつかの島からなっています。石垣島からは高速船で移動しました。まずは西表島へ。

作業船には約1週間寝泊まりし、貴重な体験をさせてもらいました。作業船内は非常に快適に暮らせます。デスクワークもはかどりました。そしてご飯がおいしい。

船上からのドローン空撮では、「phantom3」を使用しました。撮影用の船上は揺れますので、ハンドリリースとハンドキャッチをする必要がありました。

作業船による敷設作業は天候に大きく左右されます。天候が落ち着くまで3日船内で待ちました。作業が開始すると作業員さん、ダイバーさん、皆さん早朝から遅くまで作業します。そして無事敷設完了しました!

敷設風景
上地敷設場所

帰りの際は時間が余り、石垣島を原チャリで観光しました。

本当に楽しく貴重な体験でした。また是非作業船の仕事に参加したいです!

ドローンを民間航空機で運搬するために必要なこと

空撮の際、ほとんどの場合、車に機材を載せて現場へ移動します。

ですが、距離が遠い場合、民間航空機で移動する必要があるかもしれません。

その際に気を付けることは「リチウムバッテリーの容量」です。

JALとANAは「100W未満のリチウムバッテリーを手荷物で持ち込む」ことは許可してくれます。Inspire1の動力バッテリーは「99.9W」ですので、民間航空機に搭乗可能です。

予備機やモニターセットを含めても、ひとりでも飛行機に乗って現場へ向かうことが出来ます。

ただ、保安係の方によっては「ドローン」ということだけで声をかけられてしまうこともあります。でも問題になるのは「リチウムバッテリーの容量」だけですので、堂々と持っていきましょう!!