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特別講座の講師をさせていただきました。

日本工学院八王子専門学校の「ドローン+CIM講座」の講師をさせていただきました。

初めての経験です。

10時から16時の5時限を使用し、ドローンについて~点群データ生成までをお話ししたり、実際の計測のデモを行いました。安定したドローンの実際の飛行や、SfM法による画像解析の様子に、特に皆さん驚いていました。

準備も含め、大変勉強になりました。

FREEFLY ALTAを導入しました。

遂にFreefly ALTAが納入されました。

フライトコントローラーやモーターなど、全てFreeflyで開発している信頼性の高い機体です。以下のようなテストをクリアしたものだけが製品採用され出荷されます。

バーインテスト(https://instagram.com/p/5z0MYav_Es/?taken-by=freeflysysytems)

振動試験装置(https://instagram.com/p/6Af1_vv_Pv/?taken-by=freeflysysytems)

最終飛行テスト(https://instagram.com/p/6Dt8x8v_LI/?taken-by=freeflysysytems)

機体はしっかりパッキングされていて、防雨使用になっています。

バッテリーは6S16000mAh×2まで並列搭載可能で、ペイロードは6.8kgです。

飛行に関しましては、「モーターブレーキ」をすることができるので、ペイロードが変わってもパラメーターの変更の必要がありませんし、姿勢制御のレスポンスが早いです。

最大移動スピードや最大上昇下降スピードをトリガーで常時調節できますので、状況によりゆっくりな飛行とすばやい飛行を使い分けることができます。

また、モーターの異常負担を検知して回転停止(プロペラ衝撃緩和装置)やジオフェンスなどの機能もあります。

本日テスト飛行をしました。

高価なペリカンのケースに折りたたんで収納されています。

取り出すとこのような感じです。

iPadやAndroidのアプリとBluetoothでつながり、機体情報の確認やパラメーターの変更が出来ます。GPSは高品質なセンサーのおかげか起動から数秒で捕捉完了。

コンパスキャリブレーションはDJIとは違います。北を向いてピッチ±180°づつ回転。

東を向いてロール±180°回転。ALTA体操と言われているそうです。

Freefly M5に5Dmark3をセットしています。

トアードアダプターでワンタッチ接続。

離陸着陸はマニュアルでします。

モードは「マニュアル」「高度安定(気圧)」「位置安定(GPS)」になっています。

マニュアルモードの感触は、DJIでいうAttiモードから高度制御を無くした感じです。

最低限のセンサーによる飛行を基本とすることによって、気圧計やGPSなど環境によりセンサー数値が不安定な場所でも自由に飛行するというコンセプトのようです。

マニュアルモードだと、かなり傾けることも可能です。その際、モーターブレーキのおかげかレスポンスがものすごく早く安定しています。

飛ばしてこんで機能を使いこなしていきたいです。

5Dmark3の映像は、もちろんM5の実力を発揮しています。今回は24mmレンズでテストしましたが、50mmレンズでも大丈夫とのことなので、今度挑戦してみたいと思います。

ドローンを民間航空機で運搬するために必要なこと

空撮の際、ほとんどの場合、車に機材を載せて現場へ移動します。

ですが、距離が遠い場合、民間航空機で移動する必要があるかもしれません。

その際に気を付けることは「リチウムバッテリーの容量」です。

JALとANAは「100W未満のリチウムバッテリーを手荷物で持ち込む」ことは許可してくれます。Inspire1の動力バッテリーは「99.9W」ですので、民間航空機に搭乗可能です。

予備機やモニターセットを含めても、ひとりでも飛行機に乗って現場へ向かうことが出来ます。

ただ、保安係の方によっては「ドローン」ということだけで声をかけられてしまうこともあります。でも問題になるのは「リチウムバッテリーの容量」だけですので、堂々と持っていきましょう!!

ドローンレーサー入門と「INSPIRE1」ウエイポイントテスト

ドローンレーサーを始めたいと思っていたところ、知り合いが「5.8Ghz無線局」を開局し、「アマチュア無線4級」を取得してました。

早速いろいろ教えてもらいました。

「機体」も「アマチュア無線4級」もまだ持っていないので、始められるのはもう少し先になりそうです。

「インテリジェントモード」の追加された「ウエイポイント」もテストしました。

思っていた「ウエイポイント」と違い、実際に飛行しているポイントをウエイポイントとしてセットすることが出来、同じコースを飛ぶことができるといった機能になっておりました。

確認しましたらDJIの説明動画で「phantom2 vision+のグランドステーションアプリとは違います。機体のリアルタイムロケーションを設定できます。」と言ってました。早とちりでした。

あまり使いどころがなさそうです。

遂にDJI INPIRE1に「自動航行」機能が追加されました

DJIから「インテリジェントモード」をサポートするバージョンが公開されました。

これによって、以下の自動航行が可能になります。

・「フォロミーモード」は機体が自動で自分を追いかけて撮影してくれるモードです。

・「コースロックモード」はモードをセットした時点の機体の前後左右の状態を覚え、セット後は向きを変えても前後左右の動きが変わらなくなるモードです。

・「ホームロックモード」はモードをセットすると、ホームポジションと機体の位置関係により前後左右が決まるモードです。つまり、後退する操作をすると機体の向きに関係なく手元にもどってきます。

・「ポイントオフインタレストモード」は対象分を中心に円を描くように自動で飛行し、かつ中心を向いた状態を維持するモードです。例えば、建物の外観を一周回りながら撮りたいと思えば、自動で撮影をすることが可能になります。

・「ウエイポイントモード」は地図上に飛行したいポイントや飛行高度、飛行速度を設定すれば、自動でそのポイントへ飛行するモードです。ポイントはいくつも設定すれば、順番に飛行してくれます。

上手に活用すればすごく便利な反面、間違った使い方をしてしまうと危険な動きをします。気を付けて運用してください。

自動航行の業務について

ドローンは通常、送信機で常に人間が操作しています。

機能として、地上のアプリケーションから指示をしたポイントやルート(ウエイポイント)を自動で飛行させられるものもあります。

弊社での「自動航行」で業務を行うことがよくあります。今回は、河川の変化や環境変化を確認検証するデータを作成するための「写真測量」に使用しました。

国際ドローン展にて

先日、幕張メッセで開催された「国際ドローン展」を見に行きました。

ドローンを使用した業務をする会社さん向けの新製品発表イベントです。

各社さんが開発している新型のドローンを確認することが出来、とても興味深かったです。

自分は特に「フライトコントローラー」に注目をして各社さんのお話をお聞きしました。

「DJI A2」や「3DR Pixhowk」はもちろんですが、独自の「フライコントローラー」を使用しているドローンも多数あります。

そのほとんどが海外ブランドのようでした。

データ送信モジュールに関して、日本で使用する際に必要な「技術基準適合証明」をまだ取れていない機種もありましたので、注意が必要そうです。

まず気になっていた機体は、「Amuse One Self」さんの「ZUAV」です。

写真測量に威力を発揮する2周波GPSモジュール「GCSv3」も搭載していて、測量の際GCP無しでも精度の高い3Dモデルが作成できるようです。

主要な制御基板が2重化されていて、冗長性を高めているそうです。

自分は以前から「Freefly Cinestar」を使用していることから、「Freefly ALTA」が非常に気になっております。

フライトコントローラーは「Freefly」純正の「Synapse」というものです。

「MOVI」も作っているメーカーさんということもあり、とても質が高く信頼性も高いと思います。フライトコントローラーの2重化も開発中のようですので、今後にも期待しています。

その他、ドローンへ搭載する機器も気になりました。

先日参加した「第二回無人ヘリ安全運用講習会」。

主催の首都大学東京の泉先生は、「RIEGL」という高精度レーザー測量器を搭載するための専用機体をProDroneさんのブースへ出展されていました。330度の角度のレーザー照射を全て有効に使うことのできる設計だそうです。

話題になりました「日本アビオニクス」さんのドローン搭載用小型・軽量の赤外線サーモグラフィカメラも出展されていました。

温度分解能0.04℃という高画質な赤外線画像センサを搭載し冷るので、高度40mほどから撮影すれば太陽光パネルなどのホットスポットを確認できるとのことです。

他にもたくさんの会社さんが出展されていました。以下写真です。

第二回無人ヘリ安全運用講習会に参加しました

首相官邸へのドローン墜落事件などにより、ドローンに悪いイメージを持つ方もいらっしゃると思います。

「安全に運用できてみんなの利益になる」というイメージをドローンに持ってもらえるように、弊社も常に安全運用の努力をしています!

首都大学東京の泉先生主催の「第二回無人ヘリ安全運用講習会」に参加しました。

日本でドローンを開発する方だけで無く、実際に業務でドローンを使用している方の話など、大変参考になる講習会でした。

とくに業務で撮影されている方の話は自分にとって身近で参考になり、もっと聞きたかったです。

印象に残ったのは、レイブプロジェクト請川さんの「技量検定」についてのご主張です。

機材の性能が格段に良くなり、初心者でも揺れない映像を高画質で撮影できてしまう時代になりました。

一方、撮影映像に対する要望はより難易度の高いものになってきているそうです。

撮影を発注される方が、業者さんを選びやすい状況にするため基準があると便利ですね。

官邸事件を受けて、急激に安全運用へ向けて動き出したドローン業界。

自分も微力ながら積極的に活動します!